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死ぬ気でバイト大作戦。最後の一人と暑い午後くる!
貴腐人 パロ小説 / さくら
くどいんですがこの小説は集英社並びに天野先生、やなせ先生にも一切関係のない独断と偏見の私小説です。

腐女子・貴腐人の方のみ「続きを読む」をクリックしてください。

JUGEMテーマ:趣味


簡単な台本を渡され、読んでいる間にスタジアムには続々と親子連れが集まってくる。
それを横目でみながらツナは緊張し始めていた。
いつもなら無駄とはいえフォローしてくれる獄寺も山本も、お昼を境にダンマリをつづけている。
しかし、自分が竹鮨への損金補填の為にバイトすることに付き合ってくれている二人にこれ以上甘えることは出来ないと思い、ツナは台本読みに集中した。

「おい野球バカ・・・」
「なんだよ。耳たぶ。」
会話がぎこちない。ツナの気分を盛り上げてやりたいのだが、如何せん二人ともまだ混乱している。
「・・・バイトしくじりたくねーから、さっきの・・・後で話し聞いてやるよ」
山本の表情がぱあっと明るくなったが、それを見て獄寺は即座に言い放った。
「いい返事って決まった訳じゃねぇ。場合によってはぶっ飛ばす」
心なしか本当に剣呑な獄寺の表情ではないことに山本は直感で気付いている。
それっきり獄寺は口を閉ざして台本読みに戻った。
獄寺の知能なら、この台本は極めて安易に覚えられたが
どうにも頭に入ってこない。
台本が簡単なのは子供向けというだけでなくなんと台本製作者・雲雀その人の才能による処が大きいのだが、誰もその真実を知らない。

舞台のソデで、コンクリートの床に三人で座って黙々と台本を読んでいる。
すると後ろから女の子の声がした。
「沢田さん、それに皆もいるんですね。」
振り向くと私服姿の大人イーピンがいた。
細い三つ編みに、シンプルなブラウスとカーディガン、チェックのフレアースカート姿だから今日は川平さんの出前はないのだろう。
「日払いで時給高いって聞いたんでバイトに来たんです。
渋皮マロンやりますからヨロシク」
愛想のよい出前持ちらしくにっこりと笑う。幸いランボもブロッコリーのお化けではないので、雲雀と遭遇しない限り時限爆発はないだろう。それにショーの後のパンを売るのに、このメンバーではツナには不安過ぎた。イーピンが居れば心強い。

ランボは片隅で台本を適当に捲っている。そこにイーピンは駆けていって、
ランボに小言を言い始めた。
「もう!相変わらず不真面目なんだから!沢田さんに迷惑かけないようにしっかりしなさい!」
「やれやれ・・・その小言がなければ可愛い仔猫ちゃんなのに、イーピンは生真面目過ぎるね。」
「バイトだからって、だらしない格好しないの。ほらボタンしめて。」
「着ぐるみなんだからどうでもいいだろ」
「そういうもんだいじゃないの!」

ランボという不安も解消し、ツナは胸を撫で下ろして台本読みに集中した。
植木の中に紛れ込んだリボーンは遠くから様子を眺めて微かに口端を吊り上げた。
「いい感じになってきたようだな。獄寺と山本・・・・アイツら・・・・」
意味ありげな笑いを浮かべてリボーンはやがて思案顔になった。

次回、ショーの開演とパン販売編。バイトの後はとうとう・・・
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